同業他社への転職

航空整備士を続けるメリット③いい工具を使える!~その意味とは!?~

航空整備士として働くメリット3つ目は「いい工具が使える」です。

そんなことかい!!とツッコミを受けるかもしれませんが、整備士の相棒である工具の精度や状態が良いというのは恵まれていることなのです。

他の業界を経験した筆者だから感じるメリットをご説明します。

航空機整備に使用する工具は一級品

私の知る限り、航空機整備の業界ではエアラインでもジェネアビでも自衛隊でも、Snap-On(スナップオン)のツールを使用しているところがほとんどだと思います。

工具メーカーは数あれど、一流と呼ばれる工具メーカーはほんの一握りです。

その中でもSnap-Onは頂点に君臨するメーカーだと思っています。

品質と価格共に…(笑)

もちろんその理由はあって、BoltやNutなどの部品の製作精度が高く、それらを締結するような工具も高い精度が要求されているためです。

一方で一部で言われている「耐久性」は実は航空機整備の現場ではそれほど重要ではありません。

それは航空機整備では設計荷重を大きく超えるような使い方はあまりされないからです。

自動車整備や建築の世界では全体重+勢いをつけて締め付けるとか、ナットにかけたレンチの上でジャンプしてナットを緩めるとか、そんな使われ方をしますので、サイズに対してかかる荷重が大きいのです。

耐久性よりは精度や手のなじみといった点が重要視されます。

そして上で価格もトップクラス…と書きました。

一度格納庫に置くようなキャスターが付いた工具箱と収納する工具一式を発注したことがありますが、工具箱だけで200万円、中身も含めたら500万以上したような記憶があります。

こんな高価な工具はなかなか個人では揃えられませんから、会社で一流品を揃えてくれるというのはありがたいですね。

工具・計測器が常に校正されている

航空機整備では作業中の測定値や締結トルクの管理を求められることから、工具や計測器が常に清潔に保たれて校正された状態で管理されています。

長年この業界にいると当たり前のように感じますが、実は特殊な業界と言えます。

例えば建築業界でもボルトの締め付けトルクを記録したりしますが、定期的に校正をかけるというのは稀で、購入時に校正証明書をオプションで付けて、それっきりという事も珍しくありません。

工具の品質管理・精度管理の専門家がいる

よほど小さい会社でない限り、工具を管理する部署があったり、専属の担当者が決まっていたりします。

その担当者が校正期限の管理とか日々の工具の貸出管理をしていますよね。

我々整備士は工具庫へ赴き、所定の手続きをするだけで万全の状態に保たれた工具やスペシャルツールを使用することができます。

上で書いた「常に校正されている」というところにも通じますが、ただ単純に物が良いだけではなくてしっかりと管理された工具を使えるというのは整備士にとってこの上ない幸せ(?)ではないかと思います。

まとめ

良いツールを使えることが航空整備士のメリットの一つだと書きましたが、それを意訳すると

整備士としていい仕事をするための道具・環境が揃っている

と言えると思います。

整備士の仕事はツールを持って現場に出ることです。

最近は書類仕事が多くなってめんどくさいですが、一度現場に出たら作業に集中できる環境は整っているのではないでしょうか。

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