フィールドエンジニアとはどのような仕事で、どれぐらいの年収が期待できるのでしょうか？
その仕事内容からやりがい、年収、そして航空整備士から転職するにはどのように進めれば良いのかについて、未経験の人にも分かりやすいように解説します！
フィールドエンジニアとは
フィールドエンジニアの仕事内容
フィールドエンジニアの業務内容は大きく分けて2つです。
- 製品を購入した顧客の元に出向いて、そのサポートの一環として定期的なメンテナンスを行う
- トラブルが生じている際の修理や部品交換、復旧作業を行う
主に容易に動かすことができない大型の機器、高価な機器に対して行うアフターメンテナンスの職種を指します。
業界、会社によっては「カスタマーエンジニア」あるいは「サービスエンジニア」と呼ばれることもあります。
フィールドエンジニアが活躍する業界
フィールドエンジニアは様々な業界で活躍しています。
ここではその一例をあげてみましょう。
- 医療機器
- 建設機械
- 気象観測機器
- 自動検査装置
- 各種プラント機器（機械・制御）
- 消防設備
- 製造設備
- 産業ロボット
- 発電設備（火力・風力・水力）
- 船舶機器
- 情報通信機器（IT）
- 舞台装置
どうでしょうか、転職サイトのフィールドエンジニアの募集を上から順番にピックアップしただけでこんなに多種多様な業界の募集がヒットしました。
きっと興味のある業界もあったのではないでしょうか。
フィールドエンジニアのやりがい
フィールドエンジニアとして行う業務は、技術者であると同時に、お客様と対話するという接客業の側面も持っており、企業の「対外的イメージ」や「顧客満足度」に直接結び付きます。
従って、お客様からの喜びの声を直接聞けるということが大きなやり甲斐になります。
また、フィールドエンジニアとしての経験を積み重ねることによって、エンジニアとしての様々なスキルを同時並行的に磨くことができる点でも魅力的な職業だと思います。
フィールドエンジニアの年収
フィールドエンジニアの年収は、日本国内での様々な職業の年収と比較しても高い傾向にあります。
モデルケースとして、20代後半の若年層で400～450万円、30代になると500～700万、さらに40代以上になると企業によっては1,000万円を超える年収が期待できることもあるようです。
さらに、フィールドエンジニアという職種は、その経験を積み重ねることによって、より高額な年収を狙うことができる職種にキャリアアップできる可能性があります。
例えば、IT系のフィールドエンジニアであれば次のステップとしてプログラミングスキルを活用してのシステムエンジニアを目指すこともできます。
あるいは、フィールドエンジニアでの現場経験を活かして顧客のニーズを汲み取ることで、より上流の業務を担うコンサルタント業に転身することも出来ます。
なぜ、航空整備士におすすめなのか
フィールドエンジニアになると、最初は機器の定期点検など難易度の低いルーチンワークからスタートして経験を積み重ね、その後には機器の設置や設定、修理といった難易度の高い業務を徐々に任されていくことになります。
従って、航空整備士のように機械いじりが好きな方であれば、業界未経験者でもフィールドエンジニアとして活躍できると思います。
実際の業務では、先ずはマニュアルに従って対応を進めることから、航空整備士にとっても馴染みのある進め方と言えるのではないでしょうか。
また、フィールドエンジニアは、困っている顧客の元に会社の代表として出向いて、その対応を直接行う業務を担うことから、顧客との信頼関係を築くということが非常に大切な職種です。
航空整備士であれば、その特質として誠実さ、責任感が求められているものであることから顧客と信頼関係を築くことについても優位と言えます。
フィールドエンジニアになるにあたってのポイント
航空整備士がフィールドエンジニアに転身するにあたっては、航空整備士ならではの大切なポイントがあります。ここでは「１．事前準備」、「２．書類作成から応募」、「３．面接」の３つのステップに分けて、それぞれのステップでのポイントを解説します。
事前準備
転職活動の最初のステップである「事前準備」では、自己分析を行って転職時に企業にアピールできるようなスキルや経験の棚卸しを行います。
航空整備士として培った実績もアピールポイントとなりますので、漏らすことなく記述しましょう。
それと同時に転職サイトなどで求人情報をチェックし、気になる企業を見つけたら、求人情報だけではなく、その企業の業界に関しての情報も確認する必要があります。
また、フィールドエンジニアになった先でのキャリアアップを考えている方であれば、その可能性も考えた上で条件の良い会社を探すことも大切になってきます。
書類作成、応募
転職先として気になる求人情報を見つけたら、履歴書や職務経歴書などの書類を作成して、応募しましょう。
書類選考を通過するために大切なことは、応募する企業の視点を意識した上で、強みやスキルを書くということです。
その企業に入社したことをイメージして、航空整備士としての今までの経験がどのように活かせるのかについてしっかりと書き込みましょう。
面接
面接でのポイントは、自分自身のスキルだけではなく、航空整備士として積み上げた実績を元にしての誠実さ、責任感についてもしっかりとアピールすることです。
冒頭でも記した通りフィールドエンジニアという職種は顧客に直接向き合う業務を担うことから、それは大きなアピールポイントになります。