他業種に転職しようか悩んでいる方にお届けする航空整備士を続けるメリットシリーズ第5弾です。
今回は航空整備士はやりがいの大きい仕事だという事を改めて考えてほしいと思います。
筆者は整備士の仕事には大きく3つのやりがいがあると考えています。
それがこの3つです。
- 好きなことを仕事にするというやりがい
- 大きな責任に対するやりがい
- 難易度の高い仕事に対するやりがい
これらを順に解説しようと思います。
好きなことを仕事にするというやりがい
まず大前提として航空整備士として働いているあなたは、航空整備士という仕事に興味があってこの仕事を選んだのだと思います。
それは飛行機やヘリコプターが好きだからですか?
それとも空港やヘリポートという場所が好きだからですか?
はたまた機械いじりが好きだからでしょうか?
空が好きという人もいるかもしれません。
もしかしたら迫力ある音にあこがれて…
などなど人それぞれ好きなことや興味があって航空整備士という道を選んだのではないでしょうか。
好きな事を仕事にできるというのはとても恵まれていることなのです。
もちろん好きだからこそ辛いと感じることもあるでしょう。
でも好きだからこそここまで頑張れて来れたのではないでしょうか。
それがまさに好きなことを仕事にできるやりがいです。
大きな責任に対するやりがい
言うまでもなく、航空整備士は非常に大きな責任を背負って日々業務に当たっています。
運航整備であろうが、工場整備であろうが、ショップ整備でもそれは同じです。
たくさんの乗客の命だったり、共に働く仲間の命を預かる仕事です。
回転翼の整備士でEMSやレスキューの機体に携わる方は多くの市民の命を助けることができる。
そんな仕事、他に思いつきますか?
時に責任の大きさに押しつぶされそうになることもあると思います。
でもこの機体(部品)を送り出すのは自分だという気持ちになれるのってすごいやりがいがあると思いませんか。
難易度の高い仕事に対するやりがい
航空整備士って本当に幅広い知識が必要で誰にでもできる仕事ではないと思います。
初めてのライセンスの勉強をしているとき、こんな資格本当に合格できるんだろうか、と何度考えたことでしょう。
整備業務の中でも意味不明なマニュアルと格闘し、文句を言いながらもやり遂げることもあるでしょう。
どんどん新型機が入ってくるしライセンスの拡張もしなくてはいけない。
日々の業務のむつかしさの中にやりがいを感じられているのではないでしょうか。
もちろんやりがいを感じるレベルに達するにはある程度の知識と経験を積んで、自分で考えてやり遂げる力が必要なのではじめは辛いしかないかもしれません。
今その段階だったとしたら、きっとあと数年頑張れば光が見えてくると思います。
まとめ
今回は整備士のやりがいについて改めて考えてみました。
分かり切っていると思っていても改めて見つめ直すと、こんなにやりがいがある職業って他には無いんじゃないか?とさえ思えてきますね。
転職活動はリミットがあるわけではないので、焦らなくても大丈夫です。
納得いくまで考えぬいて、転職する/しない。同業/他業種を決めていったらいいと思います。